節分の翌日、立春の日。旧暦では、1年の始まりであり、春が始まる日です。
ちなみに、立春は2月4日あたりで毎年変わります。
そんな春の訪れを意識する節目の日に、玄関に飾ると良いと言われているのが【立春大吉】のお札。
禅寺さんで始まった、縁起を担ぐ習わしのようです。
なぜ「立春大吉」が縁起良い?
立春大吉 = 立春に日に大吉を願う = 招運来福を願う。という雰囲気は、字面から見てとれると思いますが。
なんと、それだけではなく……
「立春大吉」の文字は、縦書きで見るとよく分かるのですが、左右対称!
表から見ても、裏から見ても「立春大吉」と読めるのです。(凄いですよね!)
これがミソで。
【鬼が玄関から入ってきた際、このお札が左右対称が故に「あれ? 家に入ったはずなのに、入ってない??」とお札を見て思い込み、逆戻りして出ていく】という言い伝えがあるとのこと。
そのことから、厄除けであり御守りであり、とっても縁起の良いものとして続いている風習なのです。
どこで買える? 自分で書いてもいい?
販売しているお寺さんがあるので、そちらで購入することも出来ます。
また、自分で書いてもいい、このお札。
その際は
- 手を洗って 穏やかな気持ちで
- 白い紙に
- 縦書きで
- 最後に、自分の息をフッフッフッと吹きかける
- こだわりたい方は、立春の日の0時〜19時22分の間に書くと良いそう
とのこと。
どのように飾る?
地域によって異なったり、諸説・いろいろな言い伝えがあるようなのでご参考程度に。
私個人的には、あまり縛られず、自分の家やライフスタイルに合わせて、心地いいように飾ります。
時間帯は
立春の日のうちに貼る。立春の日の深夜1時を過ぎてから、早朝までの間に貼ると尚GOOD(正式な方法)とか。
場所は
1)一般的には、玄関に。
2)貼る位置は、「玄関の内側に貼るなら、外から見て右側(玄関の内側から見た際は、左側となる)」「玄関の外側に貼るなら、外側から見て右側」などいろいろ説があります。ドアの真ん中でも◯、なども。
また、外に向けて貼る(書かれた面を外側に、見えるように向ける)。
お寺さんなどで購入した場合は、そちらでご指示いただいたように飾るのが良いですね。
3)神様の分身となるお札なので、敬う気持ちで、目線より高い位置に & 画鋲ではなくテープなどで。
私は、1と3は守っています。
花文字で書いた「立春大吉」。こちらは、細い釘を二本刺して、飾っています。賃貸でも、穴を塞ぎやすくて良いですよ(地震くると落ちそうですが)。
いつまで飾る?
立春大吉のお札は、一度飾ると翌年の立春まで、ずっと飾っていてOKです。
1年間護っていただいて、貼り替えるのが良いとされています。
立春大吉日喼急如律令??
「立春大吉日喼急如律令(りっしゅんだいきちじつきゅうきゅうにょりつりょう)」というお札もあります。
「喼急如律令」は、中国の言葉で「急いで律令のごとく行え」という意味。陰陽師や祈祷師が、呪文の最後に用いていた言葉とのこと。
つまり、「立春の日、厄は去り、招運来福よ、早急に!」という感じ
こちらは、立春の午前中に書く、おまじないのお札のようです。
私も書いたことがあります。
🌸花文字×立春大吉🌸
花文字も「運気上昇を願って書く縁起物」。
立春大吉札との相性がとっても良いな、と思い、作りました✨
春の訪れの立春に、花文字の吉祥絵柄。蝶や鳥たち。鳳凰鳥……
春の陽気を感じる一枚。
花文字の華やかさは、一年中飾っていると感じていただけるはず
自分用はもちろん、離れて暮らす大切な方へ、お世話になった幸せをいつも願っているあの方へ、プレゼントにもオススメです。
良いなと思ってくださった方は、
ぜひ詳細ページをご覧ください